日本共産党の4年ぶりの党大会が、熱海市で開かれ、代議員として参加しました。
安倍自公政権が、めちゃくちゃに危険な動きを加速しています。社会保障の大改悪も、大企業のための雇用政策も、TPPと農業破壊の補助金廃止、憲法改悪や「教育再生」の動き・・・なども。
強そうにみえる安倍内閣も、国民からけして支持されている訳ではありません。主な個別政策をみると、消費税増税も、原発再稼働も、特定秘密保護法も、沖縄の新基地建設も、けっして国民は「イエス」とは言っていません。「反対」のほうが多いのです。12月26日の安倍首相の靖国神社参拝に対しても、アメリカをふくめ、世界中から「抗議」「失望」の声があがっています。
12月6日、臨時国会で特定秘密保護法を強行した後には、世論調査でも安倍内閣の支持率は、のきなみ10%から14%下がりました。1月19日の沖縄名護市長選挙では、自民党のすざまじい圧力、「アメとムチ」作戦のもとでも、「新基地建設反対」をかかげた稲嶺現市長が、自民党元県議に大差をつけて圧勝しました。
そして、これらのたたかいで、安倍政権に正面から対決してがんばる日本共産党が、昨年の都議選、参議院選挙でも躍進し、猪瀬都知事5,000万円問題でも、昨年臨時国会でも大きな役割を果たしました。富山県内でも、昨年11月日本共産党の地方議員数が、自民党に次いで第二党になりました。
今度の党大会は、国会でも、地方議会でも、地域・職場・学園でも「自共対決」の政治状況が特徴となっていることを明らかにしました。それだけに「数のうえでも自共対決といえるようになろう!」「党員を2010年代に倍加しよう」「世代的継承も」との意気高い大会になりました。ブラック企業に就職した若い人たちが、心身ともに痛めつけられ、悩んだ末に日本共産党と出会って成長している発言が続くなど、65人の発言はどれもすばらしいものでした。
大会は、傍聴に来られた16カ国の大使館員などが注視するなか、堂々と中国やベトナムなど「社会主義をめざす国々」についての日本共産党の見解も表明。中国による尖閣諸島など領土問題への対応や、防空識別圏問題などを明確に批判しました。それでも、各国の大使館は、熱心に大会を傍聴。さまざまな感想がよせられ、立場の違いを超えた国際連帯に貫かれた大会となりました。安倍内閣、自民党とは、きわめて対照的な大会だったと思います。
大会では、新しい書記局長に53歳の山下よしきさんを選出。市田忠義さんは、新たに副委員長になりました。富山県からは、富山地区委員長の上田俊彦さんと、私が中央委員に選出されました。
83歳の不破哲三さんも、引き続き幹部会委員に。直前に行われたベトナム共産党との理論会談でも、社会主義をめざす過渡期の問題や、現在の中国やベトナムなどの問題点を、マルクスの指摘も随所にひきながら指摘した不破さんの報告には、とても感動しました。それだけに、会場のちょうど私たちの前方幹部団席に座られた不破さんの様子を、何回かパチリ。大会3日目、偶然書籍販売コーナーにおられた不破さんと見つけ、一緒に写真を撮っていただきました。うふふ・・・。
日本共産党の党大会は、1月15日から18日まで4日間。翌19日には自民党の全国大会がありましたが、こちらはたった1日だけ。
報道では、自民党も党員拡大に力を入れるとのこと。当然でしょう。ところが、自民党の方は議員などにノルマがあって、それを達成できないと、罰金などを科せるとのこと。ノルマに達しなかった議員などは、不足人数分の年間党費を罰金としてとられるなど・・・。日本共産党はあくまでも自覚による行動が基本であり、こんないやな制度はありません。こんな党に負けたくないな、と率直に思いました。
さて、一週間も富山にいなかったため、帰ってきたら仕事がたまりにたまっていました。2月定例県議会の質問日も決まりました。大車輪で、がんばります!