10月22日投票の衆議院選挙。日本共産党は、富山県内で比例22,770票(得票率4.8%)を獲得。北信越ブロック(定数11)での藤野保史さんの議席を守ることができました。富山一区では、青山了介さんが、急きょの立候補でしたが13,471票(10.6%)獲得。前回の党候補の得票を3,676票伸ばしました。
今回の選挙は、選挙直前に「希望の党」結成され、「民進党」がそれに合流するという難しい情勢のなかで行われました。日本共産党が、沖縄一区では議席を獲得したものの、比例代表で前回20議席を11議席の減らす結果となったことは残念でなりません。日本共産党への期待を、力不足で結果に結びつけられませんでした。
それでも、民進党から「立憲民主党」が生まれ、野党第一党に躍進したことは貴重な結果になりました。野党共闘に重大な分断が持ち込まれる中で日本共産党が、共闘勢力の一本化のため、予定候補を67選挙区で取り下げるなどしたことも貢献となったことは明らかです。県内でも、一本化で内定していた候補が「希望の党」に公認申請した事態を受けて、日本共産党が急きょ一区に青山了介さんの擁立を決めたことも、オール富山県民連合など共闘めざしてきた市民のみなさんに歓迎され、協力の輪が広がりました。市民と野党の共闘は、結局壊されることなく貴重な成果を築いたのです。
選挙の結果、自民党と公明党で引き続き議席の3分の2を占めたことは重大です。しかし、それは安倍内閣が支持された結果でないことは明らかです。自民党の比例票は33%(有権者比17.3%)なのに、全議席の61%を獲得していることを見ても、比較第一党に有利な小選挙区制度と、野党分断に助けられての結果に他なりません。今後の国会内外のたたかいが重要です。
日本共産党の本当の姿と政策をもっとみなさんに知っていただく活動を強化し、党の力をつけて今後の前進につなげたいと思います。これからも、よろしくお願いいたします。