1月14日から5日間、熱海市で開催された日本共産党の全国大会。富山県からは、私を含めて6人の代議員が出席。党大会では88人の代議員の発言がありましたが、4日目には富山県から津本ふみお県議が発言。定数3に射水市選挙区での党議席獲得、2議席となった県議会での活動、県議を実現したあとの呉西地区委員会の活動の前進などを報告し、大きな拍手を受けました。
今回の党大会は、安倍内閣を倒し、日本共産党を含む野党連合政権を実現する方針を決定しました。大会の初日には、3野党2会派と1ゲストの来賓あいさつがあり、市民と野党の共闘の進化を示しました。立憲民主党の安住国対委員長が、挨拶のなかで「山宣」こと戦前の労農党代議士、山本宣治の話を紹介し、日本共産党への最大限のリスペクトを表明。「怒られるかもしれないが、高い峰から日本共産党が下りてきたような気がする」「一体感のある国会内外での共闘の先には、おのずと政権が見えてくる」と語ると会場に大きな感動が広がりました。
もう一つ焦点は、党綱領の一部改正です。綱領から「社会主義をめざす探求が開始された国」との規定を削除。中国が社会主義国でないのはもちろん、「社会主義をめざす国」とも言えないことを明らかにしました。大会への報告では「共産党を名乗る資格もない」と断言しました。中国へのこの明確な批判は、日本政府などが中国を明確に批判できない今日、世界的にも大きな意義があると思います。香港の民主化運動のなかで「日本共産党に感謝」との声があがったといいます。
この問題で、大会2日目に不破哲三さんが発言にたったことにも感銘を受けました。不破さんは89歳11か月。両党関係を回復した1998年の日中両党会談の責任者であり、2004年党大会での綱領改定案の提案報告者でもあります。大会では、不破さんがサインセールもされて大人気でした。
党綱領のなかには、深刻となる気候変動対策や、ジェンダー平等社会の実現めざす活動などについても補強されました。そして、それを乗り越えるために社会主義への前進は、人類にとって避けて通れない課題であることも明記。さらには、発達した資本主義国のなかにこそ社会主義に受け継ぐべき要素が育つのであり、発達した資本主義国での変革こそ「社会主義への大道」であることも改めて明記したのです。
さて、党大会のもう一つの焦点は、党建設での歴史的前進をどうつくるのか議論したことです。3年後に迎える党創立100周年までに、党建設での前進をつくる方針を決めました。大会では、若い人たちがたくさん発言し、活気が広がりました。富山でも、若い人たちに党活動を継承していきたいと思います。
今年は、まちがいなく解散・総選挙があるでしょう。日本共産党についてもっと、もっと知って、好きになっていただく方を広げてがんばりたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。