23日(日)に「馬場記念公園の歴史と自然を愛する会」が、馬場公園の「梅をみる会」を開きました。
馬場記念公園は、旧制富山高等学校があったところです。戦後は、富山大学文理学部校舎となって、校舎が五福キャンパスに移るまで学生がここで学んでいました。
旧制富山高等学校は、24回卒業生までで幕を閉じますが、最後の卒業生には中沖豊元富山県知事などがおられます。最後の卒業生も、もう80歳半ば。昨年10月に残念ながら、伝統ある旧制富山高等学校の同窓会も解散することになったのです。
同窓会のみなさんは毎年、旧校舎跡地である馬場記念公園で、公園の南日梅林(初代校長である南日恒太郎氏に由来する)を観る会を開いてこられました。同窓会が解散されたため、お許しをいただいて今年からは、「馬場公園の歴史と自然を愛する会」が主催するかたちで、梅を観る会を開くことにしたのです。「愛する会」は、日本共産党の元県議である犬島肇さんが、地域のみなさんとつくって活動してこられた会で、県議になってから私も世話人の一人として、参加させていただいています。
当日は、気持ちよい晴天になって、気温もあがり梅も見ごろの絶好の日よりとなりました。地元荻浦地域のみなさんが、朝早くからテントを張り、地区センターから机と椅子を運んでくださり、「愛する会」会長・河井俊明さんの奥さんたちが、お琴の生演奏をしてくださいました。
参加者は、約40人。うれしかったのは、旧制富山高等学校の卒業生のみなさん11人が参加され、とても喜んでいただいたことです。「同窓会の解散は残念だった。観梅会を引き継いでいただいて本当に有難い」と言って頂きました。参加されたみなさんが、気持ち良さそうに肩を組んで校歌や寮歌を歌われる姿をみて、私たちもとても嬉しくなりました。
馬場記念公園の歴史と伝統を、もっとたくさんの方々に知ってもらいたいと思います。そのためにも、それにふさわしい整備と維持管理を求めて、県と富山市にもしっかり働きかけていきたいと思います。